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スタンプラリーが成功しやすい例、失敗しやすい例

デジタルスタンプラリーキャンペーンが成功するための傾向を紹介します。

成功とは参加者数(1個でもスタンプを獲得した人数)、応募者数(特典の応募数)のボリュームが主催者の想定以上に達することを指します。

以下にお示しする例はあくまで相対的な傾向です。趣旨、企画次第ではこの限りではありません。

成功しやすい例

短期間かつ狭い範囲で開催するイベント

1日〜3日の開催場所が限定されているイベントは参加者多数となり成功しやすくなります。

上記の条件に当てはまるスタンプラリーのほとんどが、単独開催ではなくメインイベントの”にぎやかし”を担います。

長期開催より参加者総数は多い傾向にあります。

例)駅前のイベント、〇〇決定グランプリ、〇〇フェスタ、展示会、学園祭

短期開催でスタンプラリーから得られる主なメリット

  • アンケートによる参加者属性(エリア、性別、目的等)の取得
  • 参加者総数のボリューム
  • トラブル・クレームが発生しにくい

参加者属性が限定されるイベント

乗り物、アニメ、〇〇のファンなど、参加者に熱狂的な嗜好性があるイベントは成功しやすくなります。

参加者属性が限定されるスタンプラリーから得られる主なメリット

  • SNS等での拡散
  • リピーターのボリューム

特典に汎用的な魅力があるイベント

居住エリアや趣味・嗜好に関係なく価値のある特典(金券、和牛、ゲーム機等)を提供するイベントは成功しやすくなります。参加者属性を絞ったイベントに関してはその価値観の中で魅力ある特典を提供すると成功しやすくなります。また、参加賞的に必ずもらえる特典があるとなお良しです。

特典に汎用的な魅力があるスタンプラリーから得られる主なメリット

  • 応募総数のボリューム

失敗しやすい例

参加に条件を設けるイベント

事前申込などイベント参加に条件が発生すると参加者総数が少なくなります。

夜間でお酒が関連するイベント

お酒が入るとスタンプラリーのことなどどうでもよくなります。

QRコード設置箇所のキャパシティや業態を考慮しないイベント

主に飲食店が対象となります。

飲食店をスポットとすると時間的な制限、客単価による制限、天候、曜日の影響が発生します。

飲食店の業態やキャパシティから逆算すると参加者数はある程度計算できますので、過度な目標を立ててはいけません。

過度な目標例

50店舗で10日間開催。1日合計1,000個のスタンプ獲得を目標とした場合、1店舗あたり平均して20個/日のスタンプが必要です。夜間だけ営業する個人の飲食店が毎日20組以上をさばくとなると相当な繁盛店となります。大都市でも難易度が高い目標です。

飲食店を対象とするスタンプラリーは開催期間とスポット数、特典の応募条件を十分に考慮して開催してください。

スタンプ獲得までに金銭が発生するイベント

特典が豪華でもお金を払ってまでスタンプが欲しい人は少数です。

長期間に及ぶイベント

企画内容にもよりますが長期間に及ぶイベントは忘れられてしまい、次第に参加者が少なくなる傾向にあります。

しかし、長期間開催することで季節、曜日、天気などの関連情報とスタンプラリーのデータを照らし合わせてユーザー動向を分析できるメリットもあります。

継続的なPRをしないイベント

スタンプラリーはコンテンツとして主役級ではありません。長期間開催する際はデジタル、アナログによる丁寧なPRが必要です。

失敗しやすい条件が複数重なることは避けるようにしましょう。